バイアグラには副作用がある?

バイアグラは日本では承認されるにあたって、副作用を心配する声が挙がっていました。怖い副作用のある薬という間違った認識もあります。その背景には、日本でバイアグラをアメリカから買ってきた男性が服用して死亡したケースが、大きく報道されたことも関係しています。実際には、バイアグラによって死亡した事例は、いずれも医師の診察を受けずに勝手に服用したもので、本来的な使い方をしていれば安全な薬です。

医師の管理のもと正しい方法で服用した場合の副作用については、日本で実施した調査の結果、バイアグラを服用した866人のうち42人に副作用が見られたという結果が出ています。全体の5%にも満たない、ごく一部のED患者です。副作用の内容としては、顔などのほてりが2%ほど、目の充血や光に敏感になる、物が青みがかって見えるなどの視覚障害が0.5%ほど、その他、頭痛や動悸などが、やはり0.5%ほどの確率で発現しています。医師の診断を受けて処方され、指示された通りに服用している限り、重篤な副作用が出る心配はかなり少ないということになります。

バイアグラの副作用は発現率も少なく、軽度であることが大半ですが、視覚障害については、多少の注意が必要かもしれません。物が青みがかって見えたり、青と緑の区別がつかなくなったりすることがまれにあります。この場合には車の運転や機械の操作で危険が生じる可能性があります。バイアグラの薬効の持続時間は服用から3時間から4時間程度です。その間は自動車の運転や機械の操作などは控えた方がいいでしょう。また、重篤な症状が少ないからといって、軽視しすぎるのも問題です。バイアグラは陰茎の動脈の拡張を促進する薬であるため、急激な血圧低下によって心臓疾患が現れる可能性があります。他の薬との相互作用などによって合併症を発症する危険性もあります。心臓に問題があったり、腎臓や肝臓などに疾患がある場合には、医師から使用を禁止されることもあります。