シアリスの使用期限の目安と安全に保管する方法

シアリスの使用期限はおよそ2年です。ただ、製造から2年であって、処方から2年ではないことには注意が必要です。ED治療の専門クリニックなどでは頻繁にシアリスを入荷しているので、処方された薬は製造されて間がないものと考えられますが、ED治療を専門としない医療機関では在庫として長期間眠っていた薬という可能性もあります。一般の医療機関では、それほど頻繁にEDの診察が行われるわけではないので、場合によっては、処方から1年以下で使用期限を迎えるということもあり得ます。

薬の使用期限は、処方する側しか把握していないことがふつうですから、気になる場合は、必ず処方された際に尋ねるようにしましょう。正規品のシアリスであれば、箱に使用期限が明記されていますが、医療機関によっては箱では処方しないというルールのところもあります。薬のシートに使用期限は記されていないので、箱から取り出すと後から確認する方法がありません。処方された際に使用期限を聞いてメモしておくことを心がけましょう。

シアリスは、PTP 包装シートというプラスチックとアルミでできた1錠ずつ切り離せるシートに入っています。このシートから取り出すと、薬剤が空気と触れてしまうので、使用期限は通常より短くなってしまいます。しかし、直射日光と高温多湿を避け、衛生的な容器に密閉保管すれば、製造から1年は問題なく使用できます。基本はPTP包装シートのまま保管した方がよいのですが、容器に移し替える際は、空気との接触と遊びの空間を減らすため、容器の隙間にティッシュや脱脂綿などを詰めておきましょう。

また、シアリスをカッターなどで半分にカットして使用するという場合もありますが、カットした欠片は使用期限がかなり短くなります。薬剤は、表面のコーティング剤で中の成分が保護されていますが、カットすると中身が直接空気と触れてしまいます。使用期限はせいぜい1~2週間と心得て、いつカットしたかわからないものについては、安全のため飲まずに廃棄してください。

バイアグラには副作用がある?

バイアグラは日本では承認されるにあたって、副作用を心配する声が挙がっていました。怖い副作用のある薬という間違った認識もあります。その背景には、日本でバイアグラをアメリカから買ってきた男性が服用して死亡したケースが、大きく報道されたことも関係しています。実際には、バイアグラによって死亡した事例は、いずれも医師の診察を受けずに勝手に服用したもので、本来的な使い方をしていれば安全な薬です。

医師の管理のもと正しい方法で服用した場合の副作用については、日本で実施した調査の結果、バイアグラを服用した866人のうち42人に副作用が見られたという結果が出ています。全体の5%にも満たない、ごく一部のED患者です。副作用の内容としては、顔などのほてりが2%ほど、目の充血や光に敏感になる、物が青みがかって見えるなどの視覚障害が0.5%ほど、その他、頭痛や動悸などが、やはり0.5%ほどの確率で発現しています。医師の診断を受けて処方され、指示された通りに服用している限り、重篤な副作用が出る心配はかなり少ないということになります。

バイアグラの副作用は発現率も少なく、軽度であることが大半ですが、視覚障害については、多少の注意が必要かもしれません。物が青みがかって見えたり、青と緑の区別がつかなくなったりすることがまれにあります。この場合には車の運転や機械の操作で危険が生じる可能性があります。バイアグラの薬効の持続時間は服用から3時間から4時間程度です。その間は自動車の運転や機械の操作などは控えた方がいいでしょう。また、重篤な症状が少ないからといって、軽視しすぎるのも問題です。バイアグラは陰茎の動脈の拡張を促進する薬であるため、急激な血圧低下によって心臓疾患が現れる可能性があります。他の薬との相互作用などによって合併症を発症する危険性もあります。心臓に問題があったり、腎臓や肝臓などに疾患がある場合には、医師から使用を禁止されることもあります。

バルデナフィルの効果

パルデナフィルの効果について、詳しく説明します。

パルデナフィルの効果
パルデナフィルは勃起障害を改善するレビトラなどの治療薬に含まれている成分です。
陰茎を勃起状態にしたいと考える1時間前に水とともに服用します。服用後1時間後がもっとも効果が高く、個人差があるもののその後数時間まで効果が持続します。
概ねパルデナフィル5mg~10mg/1錠の服用から行います。効果がないからといって20mgに増やす、あるいは2錠以上複数服用するのは危険です。また服用間隔は24時間置かなくてはなりません。
パルデナフィルのほかにED治療薬として、シルデナフィル(バイアグラ)がよく知られています。簡単な比較をすると、パルデナフィルの方が安価で手に入り、かつ効果が得られるまでの時間が短いことが秀でています。通常薬に対しては慣れが出てきますが、パルデナフィルの場合、長期間の服用でも安定して効果が出るといわれています。

パルデナフィルの薬理
パルデナフィルがどのように効いていくかというと、陰茎の勃起を止める酵素PDE5の働きを阻害することで、勃起に必要十分な血流が確保されることによって効果を発揮します。
EDの原因には心理的なもの、神経や血管に異常があるために起きる器質性のもの、あるいはその両方の原因が複雑に絡み合っているものと3種類ありますが、パルデナフィルの服用ではどのパターンでも一定の効果を発揮します。
あくまで勃起状態にし、それを維持するための薬なので、性欲を高める効果はありません。
臨床試験のデータでは、7割から9割の人に効果が出たという結果があり、信頼できる医薬品と言えるでしょう。

ちなみに、パルデナフィルの服用は、医師の処方の元行います。重い心臓病、脳卒中がある方など、性行為自体が生命に危険が及ぶ場合は服用を避けなくてはなりません。また飲み合わせの悪い薬もあるため、服用している医薬品等がある方は注意しましょう。

シアリスとの併用を特に注意すべき薬剤の種類

シアリスには、併用禁忌とまでいかなくとも特に注意すべき薬剤がいくつかあります。シアリスの主成分であるタダラフィルは、肝臓でおもに代謝されますが、肝臓にはCYP3A4というタダラフィルの代謝に不可欠な酵素が存在します。したがって、この酵素を阻害したり誘導したりする作用のある薬剤を服用している人は、特に注意が必要です。

CYP3A4という酵素を阻害する薬剤とシアリスを併用すると、成分の血中濃度が上昇し、薬の効果が強く出過ぎたり、代謝が十分に行えずに成分が体内に残り副作用が出やすくなったりといったことが考えられます。逆にCYP3A4を誘導する薬剤の場合、代謝が速くなって薬の効果が出なかったり、効果が出ても作用する時間が短くなったりすることがあります。また、血管を拡張する作用のあるシアリスですから、降圧剤を一緒に服用すると、血圧が下がり過ぎる危険性があります。併用を注意すべき具体的な薬剤については、以下に詳細を記します。

まず、ケトコナゾールなどのCYP3A4 阻害剤があります。シアリスとの併用により、タダラフィルの血漿中濃度が急激に上昇する恐れがあるので、服用量や服用の間隔には十分な考慮が必要です。また、リトナビルなどのHIVプロテアーゼ阻害剤も注意です。これも、シアリスとの併用で、タダラフィルの血漿中濃度が急激に上昇する可能性があります。逆に誘導剤では、リファンピシンなどのCYP3A4誘導剤などをシアリスと併用すると、タダラフィルの血漿中濃度が急激に低下する可能性があります。

α遮断剤にも注意が必要です。α遮断剤のなかでも薬剤の種類によって、シアリスとの併用で血圧に及ぶ影響の程度が異なります。血圧降下や失神などの症状が出たという報告もあるので、α遮断剤の種類を医師に確認し、シアリスとの併用が可能か相談することは必須です。

急性心不全の治療薬であるカルペリチドも併用注意の薬剤です。この薬剤には血管を弛緩させる作用がありますが、シアリスにも同じく血管弛緩作用があります。相互作用に関する十分な臨床データはないものの、併用によって血圧が急激に下がる危険性はあるので注意は欠かせません。

バイアグラの有効性

バイアグラは世界初のED治療薬としてセンセーションを持って世間に迎えられました。ただ、単なる精力剤であるかのような誤解もあるため、正しい知識が浸透しているとは言い難い状況です。医学的にも勃起不全を解消することが確かめられており、多くの勃起不全に悩む男性の助けとなっています。

アメリカのフェイザー製薬会社が大規模な臨床実験を行い、約4500人の男性を対象にした調査をしたところ、約70%の男性に効果があったことが判明しています。数字からも分かるように万能ではなく、30%の男性は効果が実感できていません。勃起不全には、器質性EDと心因性EDの2種類があります。器質性EDとは、身体の機能に問題があって勃起不全となることを言い、心因性EDは精神的な問題によって勃起不全に陥るというものです。身体の機能の不全によって勃起不全になる人よりも、心因性のEDの方が数は断然多いと言われています。性行為で失敗してしまったとか、女性からペニスが小さいことを馬鹿にされたなどの精神的なトラウマによって勃起不全に陥ります。いったん勃起不全を体験すると、次のチャンスでも勃起できないのではないかという精神的なプレッシャーがかかるため、ますます勃起しにくくなります。

フェイザー製薬の調査によって、バイアグラは器質性EDよりも心因性EDに対して、より高い効果があることも判明しています。器質性EDへの有効性が60%から70%ほどであったのに対して、心因性EDには80%の人に効果があったという結果が出てきます。器質性EDでの有効性の確認に関しては、神経や血管が温存されており、損傷が部分的であったために有効だったと考えられています。心因性のEDでは、性行為での失敗を繰り返した結果、不安が高まって悪化させてしまうことが多くあります。こういった場合にバイアグラを使って成功体験を積み重ねることによって不安を解消し、EDを完治させることが可能です。バイアグラによって性行為に対する自信を取り戻しながら、最終的には薬がなくでも性行為ができるようになるのを目指すのが正しいED治療です。

パルデナフィルとは

パルデナフィルとは、勃起不全の治療薬に含まれる成分のことです。
パルデナフィルは商品名はなく、レビトラなどの勃起改善薬に含まれている成分です。

簡単な作用を説明すると、パルデナフィルは陰茎の勃起にかかわるホスホジエステラーゼ5(酵素PDE5)を阻害し、海面帯平滑筋の緊張を緩和して、血液の流れを促進することで通常の勃起状態に促します。それを性行為中(一定時間内)維持し続ける薬効も含まれます。

パルデナフィルの薬効ですが、器質性のED(陰茎やその付近の血管、神経に問題がある)に対しても、過去の性行為の失敗を起因とする心因性のEDに対しても効果を発揮します。
パルデナフィルを服用した後、性的な刺激を受けた時に薬効が発揮されます。
ただし、性欲そのものが増進するわけではなく、局所的な効果のため陰茎が膨張しているかのような印象を受ける場合があります。

パルデナフィルの入手方法ですが、レビトラなどのジェネリック医薬品を医師の処方を受けて病院で入手する方法のほか、個人輸入や通販を利用し、自己責任のもと購入することができます。
自己責任というのは日本では認可が下りていない医薬品を購入することはできますが、万が一副作用や病院に通院する必要が出た時など、治療において保障を受けることができなくなります。

また副作用、その他使用上の注意事項もチェックしておきましょう。
主な副作用は頭痛やほてりです。これはパルデナフィルの薬効が原因です。血管を押し広げるために起きますが、数時間ほどで収まるため、それほどナーバスになる必要はありません。

注意事項としては薬が効きすぎて、陰茎が4時間以上勃起しつづける、あるいは痛みを伴う勃起が続くときは危険です。勃起機能がなくなってしまうなど、本末転倒の事態に発展する可能性もゼロとは言えません。
その場合、病院での診察が必須となるため十分注意しましょう。

インターネット上に多数出回るシアリスの偽造品の危険性

アメリカで販売されたのが2003年という、ED治療薬のなかでは新しい部類のシアリスですが、すでに偽造品は多数出回っています。今ではバイアグラやレビトラよりも偽造品の数では多いと言われているぐらいです。それだけシアリスの人気が高いということを表しているとも言えるでしょう。

シアリスが人気の理由は、バイアグラやレビトラよりも効果が持続する時間がはるかに長いことでしょう。バイアグラで約5時間、レビトラで5~10時間という持続時間に対し、シアリスは24~36時間といった長時間効果が続きます。1錠で2晩乗り切れるわけですから、使い勝手といい経済性といいメリットが大きいです。そうした理由から、シアリスに対する需要が高まっているわけですが、その高い需要に目を付けて偽造品の製造も増えているわけです。

シアリスの偽造品のなかには、シアリスの主成分であるタダラフィルがまったく含まれていないものが見つかっています。また、バイアグラの主成分であるシルデナフィルを含んだ薬剤をシアリスと偽って販売していた例もあるようです。シアリスに期待する効果が得られないばかりか、シルデナフィルが体に合わないのでシアリスに替えたという人にとっては、大きな健康被害もあり得る危険な代物です。シアリスとシルデナフィルでは、併用禁忌の薬に違いがあるわけですから、それと知らずに偽造品を飲んでしまったら、場合によっては命の危険に関わる重大な事故につながる可能性さえ考えられます。

偽造品の危険性は、その成分だけではありません。偽造品の製造は、製薬会社の工場のように徹底的な衛生管理がされた場所である可能性は低く、どんな雑菌が蔓延しているかもわからない劣悪な環境で製造されていることが考えられます。

インターネット上には、激安価格でED治療薬を販売するサイトが多数ありますが、以上の危険性を考えると、迂闊に手を出すべきではないことは明らかでしょう。ED治療薬は必ず医師の処方に基づいて服用しましょう。